皆さん、こんにちは!ぺーぺーです。
今日は、10月上旬の爽やかな気候の中、念願の峠ツーリングに行ってきました。メッシュジャケットがまだちょうど良い、絶好のツーリング日和です。これから冬が近づくと、山の峠道は凍結の心配が出てきて行けなくなってしまうので、この良い季節のうちにツーリングスポットを回っておきたかったんです。
今回の愛車は、もちろんボンネビルT100(通称:ボンちゃん)です!
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本日のルートと事前の想定
今回のメインの目的地は、埼玉県秩父の方にある二本木峠です。二本木峠と一口に言っても、全国にはいくつあるか分かりませんが、今回は秩父の二本木峠とその周辺の峠道を巡るルートを計画しました。
ルートの全容は、秩父高原牧場方面から南側から二本木峠に入り、そのまま北へ抜けていくコースです。
具体的には、
秩父高原牧場 → 二本木峠 → 茱萸ノ木峠(ぐみのきとうげ) → 釜伏峠 → 塞神峠
という順番で走り、最後に道の駅はなぞので休憩して、ツーリングを完了する予定です。
途中、茱萸ノ木峠で寄り道して、皇鈴山展望台にも立ち寄る計画です。
さて、事前に少し下調べをして峠の名前をたくさん覚えてきたのですが、今回のコースは、一口に「峠」と言っても、道の性質が大きく異なりそうだと予想していました。
二本木峠くらいまでは、バイクで「峠を攻める」という言葉が似合いそうな、それなりの道が続くと想像していたのですが、それ以降の峠道は様相が異なります。道幅は「車が1台通れるか通れないか」といった狭さが続き、もはやハイキングコースに近いイメージです。
つまり、今回はスピードを出して峠を攻めるツーリングではなく、「とことこ走って、崖から落ちないように楽しむ」、そんなアドベンチャー色の強いツーリングになるだろうと想像していました。実際のところはどうなのか、これから確かめていきたいと思います!
https://maps.app.goo.gl/9pRiCQr7f22wF2VA8
Part 1: 秩父高原牧場への快走
まずは、最初の立ち寄り地点である秩父高原牧場を目指します。
関越道の嵐山小川インターチェンジを降りて、一般道を進みます。途中で「落合橋」という交差点があり、そこを左折しました。
その後、しばらく進むと、右折すると二本木峠を示す看板があるのですが、そちらは通行止めになっていたり、道が良くないという情報があったため、今回は秩父高原牧場を経由するルートを選びました。

そして、いよいよ山道へ。ここを右折すると、すぐに急勾配が始まります。
愛の国ふれあい牧場までのワインディング
秩父高原牧場までの道は、走るのに非常に良い道でした。カメラ越しでは勾配が分かりにくいかもしれませんが、かなりの登り坂です。右へ左へと曲がるワインディングもそれなりにあって、走っていてとても楽しい。この道は県道361号線で、二本木峠もこのまま361号線を辿ることになります。
しばらく走ると、本日最初の目的地である「愛の国ふれあい牧場」に到着です。Googleマップでは「秩父高原牧場」の名前でも出てくる場所ですね。

今日は平日なので、売店のような施設は基本的に土日祝日しかやっていないようでしたが、少し休憩を挟みました。牧場というだけあって、牛・ウサギ・ヤギなどの動物がいましたよ!
Part 2: 二本木峠、そして熊の恐怖
秩父高原牧場からは、二本木峠までわずか4分程度の距離です。
「ほい!おっほ!早速もういきなり峠感!」
牧場を出てすぐに、道幅が狭くなりました。予想より道が悪くなるのが早いです。乗用車同士のすれ違いは困難なレベルです。
最初のいくつかのコーナーにはミラーがついており、ブラインドコーナーではないのですが、道の荒れ具合が尋常ではありません。落ち葉は落ちているし、コケは生えているし、道はガタガタです。
「スピード出してガンガン行くっていう感じでは全然ないっすね」。

ボンちゃん(オンロード車)でも走れますが、安全にゆっくり曲がる必要があります。まさにアドベンチャーを楽しむ道です。
そして、二本木峠に到着!

看板を確認したところ、そこにはなんと「クマ出没注意」の文字が!最近、人里にクマが出没するニュースが多いだけに、非常に怖いです。気を引き締めて走らなければなりません。

Part 3: 茱萸ノ木峠と絶景の皇鈴山展望台
二本木峠をクリアし、そのまま北(茱萸ノ木峠)方面へ進みます。
この道は、車も走れる細い道ではありますが、とにかく狭い。車一台がやっと通れる道幅で、アルファードのような大きな車で来るのは無謀でしょう。路面はガタガタな場所も多く、クリが落ちていたりもしました。

そうこうしているうちに、茱萸ノ木峠に到着。
ここを左に行くと次の峠なのですが、計画通り、右へ曲がって皇鈴山展望台へ寄り道します。
展望台へ向かう道も、相変わらずの細い道。ただし、こちらは下り坂です。路面には砂利や小石などが散らかっており、誰かが掃除している様子はありません。ボンちゃんに傷がつかないか心配しながら進みます。
展望台へ近づくと、ガードレールが整備されている箇所が増えました。展望台というだけあって、ぐんぐん登っていきます。
そして、皇鈴山展望台に到着!
いや、すごい景色でしたね!。
驚いたことに、結構な人がいました。特に、ご年配のバードウォッチャーの方々がたくさんいらっしゃったのが印象的です。ここはバードウォッチングの有名なスポットなのかもしれませんね。こんな狭い道でも、バードウォッチャーの方々が車で通っているようです。

絶景を楽しんだ後、再び茱萸ノ木峠まで引き返しました。
Part 4: 釜伏峠から塞神峠へ
茱萸ノ木峠に戻り、いよいよ釜伏峠へと向かいます。
この区間でも、「クマ注意」の看板がちょいちょい出てくるんですよ!もう、ビビり散らかします。ボンちゃん、その排気量でクマを追い払ってくれと祈るばかりです。
道中、林道のような道もありましたが、ボンちゃん(オンロード車)では完全に無理な雰囲気でした。
ただ、茱萸ノ木峠から釜伏峠の間は、ソーラーパネルや民家のような建物があって、少しだけ「まし」な道が続きました。
アップダウンが激しいので、すぐに次の峠に到着します。
釜伏峠です。ここには鎌山神社という神社もあるようですが、今回は寄らずに進みます。
そして、次は塞神峠を目指します。釜伏峠から塞神峠までは1.4km。この辺りは2km弱くらいの距離で峠が乱立しているような感じです。
釜伏峠と塞神峠の間も、道は非常に悪かったです。未舗装になっている箇所も一部あり、「舗装をサボっている」と感じるほどガタガタでした。ただ、オンロード車でも走破は可能でした。スピードは全然出せませんが、このコースはそもそもスピードを出しに来るところではないですからね。

この区間は高い場所を通っているため、道が悪い一方で、開けた場所から素晴らしい景色を拝むことができました。
そして、ついに塞神峠に到着!
これで本日予定していた峠はすべて走破しました。
Part 5: アドベンチャーを終えて道の駅へ
塞神峠からは、ひたすら下り坂です。
ここまでのコースを振り返ってみると、やはり、ここはスピードを出せる峠道ではありませんでした。道幅は狭く、路面は良くない。峠を攻めるのではなく、「道の悪いところを楽しむ」、アドベンチャー感を満喫する場所でした。途中の展望台からの景色も素晴らしかったですね。
山際で家が建ち始めるような雰囲気になり、だんだんと人間らしい(?)雰囲気の場所へと近づいていきます。
そしてついに……
「やっと立派な道に出てきました!」。
一般道に出るとホッとしますね。
あとは、最後の休憩地点である道の駅はなぞのへ向かうだけです。
道の駅はなぞのに近づくと、「結構街中にあるんだな」という印象を受けました。これも、さっきまでどえらい峠道を通ってきたからそう感じるのかもしれません。無事、道の駅に到着し、休憩です。
道の駅はなぞのは、小綺麗な施設で、特にライダーが集うような場所ではないですが、休憩にはちょうど良い場所でした。

まとめ:まったりアドベンチャー推奨コース!
本日、秩父高原牧場、二本木峠、茱萸ノ木峠、釜伏峠、塞神峠を巡るツーリングを完遂しました。途中、バードウォッチャーが集う皇鈴山展望台にも寄り、いい景色を見ることができました。
メインの峠道が連なる区間は、距離的にはあまり長くなく、さっぱりとしたツーリングでした。
結論として、このコースは、スーパースポーツ(SS)に乗っているような、峠を全力で攻めたいライダーにはあまり向かないツーリングスポットかもしれません。
しかし、私のようにトライアンフ ボンネビルT100などのオンロード車でも走れる、ちょっとした悪路を「まったり」と楽しみながら、景色やアドベンチャー感を味わいたいライダーにとっては、非常に楽しめるコースだと思います。特に、普段なかなか体験できない道幅の狭さや、自然の中を駆け抜ける感覚は格別でした。
またツーリングやキャンプツーリングしたら、ブログ記事・動画をアップロードしたいと思っています。
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ほな、さいなら!