SR400 / Bonneville T100 等のレトロ/クラシック系バイクに映える“見た目&機能”両立型ヘルメットを、最新仕様と実用視点から解説します。
はじめに
クラシックスタイルのバイクに乗る際、ヘルメットがガチガチのレーシング型すぎると雰囲気を壊す一方で、レトロ感を重視しすぎると安全性や快適性で妥協せざるを得ないことも。
本記事では、デザインと実用性のバランスを追求した 11 モデル をピックアップ。最新仕様・公称スペック・実使用レビューをもとに、あなたのバイクに最適な一品を見つけるお手伝いをします。
以下の流れで進みます:
- 比較表による全体俯瞰
- 各モデルの最新仕様と特徴、メリット・デメリット
- 選び方のポイントまとめ
- 総合まとめ
比較表
| モデル | 価格(※) | 規格/認証 | 重量目安 | サイズ展開(頭囲目安) | カラー展開 | 機能性 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SHOEI Glamster | 53,900〜64,900円 | JIS / ECE 22.06 | 1,200〜1,300 g | XS / S / M / L / XL / XXL | 11色 | ◎ | 通気性・静音性やや低、内装スペース狭め、価格高め |
| Arai RAPIDE NEO | 61,600〜71,500円 | スネル / JIS | 1,400〜1,500 g | 54-62cmで5サイズ | 15色 | ◎ | 重い、価格高め |
| リード工業 RX-200R | 18,700円 | PSC / SG | 約 1,400 g | フリーサイズ | 3色 | △ | 通気性・静音性低、フィット感低、重い |
| リード工業 RX-100RⅡ | 18,700円 | PSC / SG | 約 1,400 g | フリーサイズ | 3色 | △ | 通気性・静音性低、フィット感低、重い |
| ZEALOT NV RoadRacer2 | 39,380~41,580円 | PSC / SG | 約 1,250g | M / L | 6色 | ○ | 通気性・静音性低、流通限定的 |
| NEO VINTAGE VT-7 | 12,800〜15,800円 | PSC / SG | 約 1,270 g | M / L | 6色 | △ | 通気性・静音性低 |
| NEO VINTAGE VT-9 | 14,800〜17,800円 | PSC / SG | 約 1,340 g | M / L | 6色 | ○ | 静音性低 |
| マルシン工業 END MILL | 18,480円 | PSC / SG | 1,370g±50 g | M / L / XL | 7色 | ○ | 重い |
| NEORIDERS GT7-OT | 10,900円 | PSC / SG | 1,300〜1,400 g | フリー / XL / XXL | 9色 | △ | 通気性・静音性低 |
| NIKITOR Retro-One | 22,000円 | PSC / SG | 1,360g±50 g | M / L | 6色 | △ | 通気性・静音性低、流通限定的、重い |
| 石野商会 OS-75 | 9,980円 | PSC / SG | 1250g | フリーサイズ | 4色 | △ | 通気性・静音性低、フィット感低 |
※価格は税込で、可能な限りメーカー・ブランドの希望小売価格としていますが、一部ECサイトの価格です。
各モデル詳細解説
以下では、上記比較表のモデルを より深く掘り下げた仕様・レビュー とともに紹介します。読者が気になるポイントを中心に、実使用視点からの「買って失敗しにくい」解説を交えます。
1. SHOEI Glamster(グラムスター)
基本情報:
- メーカー・ブランド:SHOEI(日本)
- 価格:53,900〜64,900円
- 規格:JIS規格 / ECE 22.06
- サイズ展開:S/M/L/XL/XXL
- 重量:1,200〜1,300 g(サイズにより変動)
- カラー:オフホワイト、ブラック、マットブラック、バサルトグレー、モスグリーン、TC-1 (RED/BLACK)、TC-3 (YELLOW/BLACK)、TC-10 (GREY/SILVER)、TC-2 (BLUE/BLACK)、TC-5 (BLACK/GREY)、TC-10 (WHITE/RED)
- 特記事項:CPB-1V シールド、防曇シート(Pinlock 対応)、チークパッド調整可、脱着式内装、エアインテーク(ベンチレーション)、E.Q.R.S. 緊急脱着機構、レトロ意匠強化、等。
特徴・評価:
“ネオクラシック”を標榜するデザインで、クラシカルなシルエットと現代的な快適性(内装の脱着・洗濯、シールドの曇り対策)を両立しています。シールドはCPB-1Vでピンロック対応。視界は余裕を持たせつつも「クラシックらしい平たい見た目」を維持しています。
メリット:
- デザインと安全基準の両立。
- フィッティング調整(複数厚みのチェークパッド)や内装の脱着で清潔に維持できる。
- 軽量で長時間ツーリングにも向く。
- Pinlock 対応で曇り対策あり 。
デメリット:
- 通気は決して多めではなく、真夏の渋滞では暑さが気になる。
- 速度が上がると風切音が気になる(80 km/h 付近から音が増す)。
- 内装スペースが薄めで、インカムの取り付けや取り付け後の被り心地に難あり。
- 価格が高め 。
口コミ:
「1,200 g 程度で軽く感じ、長時間走っても首が疲れにくい」 「視界が広く見やすい」 「Pinlock 標準付属は嬉しいが、サングラス併用で頬周りが圧迫される」 「風切音が出やすく、高速道路では耳栓必須」
▼併せてどうぞ!▼
【徹底レビュー】SHOEI Glamster(グラムスター)|クラシックバイクに似合う“走る美学”ヘルメットの実力 - ぺーぺーSE モトブログ
2. Arai RAPIDE NEO(ラパイド・ネオ)
基本情報:
- メーカー・ブランド:Arai(日本)
- 価格:61,600〜71,500円
- 規格:スネル / JIS
- サイズ展開:(54)(55-56)(57-58)(59-60)(61-62)
- 重量:1,400〜1,500 g(モデルやサイズにより変動)
- カラー:モダングレーやフラットブラック、クラシック調の配色ラインナップあり
- 特記事項:シールドシステムVAS、PB-cLc2帽体、スーパーファイバーベルト、多段階発泡緩衝ライナ、ハイパーリブ、等。
特徴・評価:
Arai の「丸く深い被り心地」を踏襲しつつ、ネオクラシックなフォルムを採用。口元の3スリットなど独自意匠が特徴で、通気性・静音性ともに高評価のレビューが多く、同クラスのレトロ系と比べると「現代的な実用性」を優先した設計。
メリット:
- 安全面・被り心地の信頼性(Araiブランド)。
- 高い被り心地とホールド感 。
- 通気と静音性の良好なバランスで、年間を通しての着用に適するという評価。
デメリット
- 重量がやや重め。
- 価格が高め。
口コミ:
「Arai の被り心地と静音性が評価されるが、レトロ型になると通気性や開口設計で制約が出る」 「速度域の高い巡行でも疲れにくい」 「静粛性が高い」
3. リード工業 RX-200R
基本情報:
- メーカー・ブランド:リード工業
- 価格:18,700円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:フリーサイズ(57–60 cm 未満=国内小〜中サイズ帯向け表示)
- 重量:約 1,400 g(メーカー表記)
- カラー:オレンジ、ブラック、ホワイト
- 特記事項:ワンタッチバックル式、Dリング標準、脱着式内装、旧ロゴ再現意匠、等。
特徴・評価:
1980年代のRX-200をリバイバルしたレトロ寄りデザイン(現代向けに仕様を更新)。脱着式内装、ワンタッチバックル、標準シールドはUV/ハードコート加工。帽体はABS製で堅牢性とコストを両立。
メリット:
- 非常にコストパフォーマンスに優れる
- レトロ外観と実用機能(脱着内装・シールド加工など)のバランス
- 着脱の利便性向上(ワンタッチバックル)
デメリット
- 高性能モデルと比べると衝撃吸収性能・フィッティング精度で見劣りする
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
- フリーサイズ表記のため頭の形・サイズ適合性に不連続性のリスクあり
- 視界が狭め
口コミ:
「見た目がカッコいい」「値段に対して十分な機能」 「内装の質感」「長距離利用での疲労感」「通気性不足」
4. リード工業 RX-100RⅡ
基本情報:
- メーカー・ブランド:リード工業
- 価格:18,700円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:フリー表記(57–60 cm 未満=国内小〜中サイズ帯向け表示)
- 重量:約 1,400 g(メーカー表記)
- カラー:マットメタリックブラック、マットダークシルバー、ホワイト
- 特記事項:ワンタッチバックル式、Dリング標準、脱着式内装、旧ロゴ再現意匠、等。
特徴・評価:
リバイバルシリーズ代表作RX-100Rの後継モデル。後頭部〜あごにかけたシルエットをスッキリさせ、視界確保(フェイスウィンドウのワイド化)や着脱の利便性(ワンタッチバックル採用)を改善したモデルとされます。外観は復刻感を残しつつ使い勝手がアップデートされています。
メリット:
- 非常にコストパフォーマンスに優れる
- 取り回し(着脱)や視界での改良により、日常利用で使いやすい
- レトロ感を強く出したいユーザーに訴求するデザイン性
デメリット
- 高性能モデルと比べると衝撃吸収性能・フィッティング精度で見劣りする
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
- フリーサイズ表記のため頭の形・サイズ適合性に不連続性のリスクあり
口コミ:
「復刻の雰囲気が良い」「着脱が楽になった」 「見た目がカッコいい」「値段に対して十分な機能」 「内装の質感」「長距離利用での疲労感」「通気性不足」
5. ZEALOT NV RoadRacer2
基本情報:
- メーカー・ブランド:ZEALOT
- 価格:39,380~41,580円
- 規格:SG / PSC規格
- サイズ展開:M / L
- 重量:約 1,250 g
- カラー:WHITE/BLACK、WHITE/BROWN、MATT/BLACK、STD/BLACK、MATT/BROWN、STD/BROWN
- 特記事項:カーボン+FRPのハイブリッド製法による軽量設計、脱着式内装、レーサー風クラシックフォルム。
特徴・評価:
ヴィンテージレーサー感を強く打ち出したフォルム(平面寄りのアイホールや鋭い顎ライン)。カーボンやFRPを用いたハイブリッド帽体で、見た目以上の剛性と軽さを狙ったモデルです。販売系レビュー・実物動画でも「造りがしっかりしている」との声があります。
メリット:
- 軽量志向(カーボンハイブリッド)で長時間の疲労を軽減しやすい
- 見た目の高級感(本物のカーボンを使うライン)がある
- インカムスピーカーを装着できるスペースがある
デメリット
- ブランドの認知度・流通が限定されるため、サポート面は大手に劣る可能性あり
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
口コミ:
「実物の質感が良い」「クラシックレーサーの雰囲気が出る」 「実店舗での試着が難しい」「サイズ表記がわかりにくい」
6. NEO VINTAGE VT-7
基本情報:
- メーカー・ブランド:NEO VINTAGE
- 価格:12,800〜15,800円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:M(57–58cm)、L(59-60cm)
- 重量:約 1270 g
- カラー:WHITE、IVORY、BLACK、MAT BLACK、METAL BLUE、METAL SILVER
- 特記事項:センター・チークパッド脱着式、2連Dリング式、等。
特徴・評価:
「狭めのアイホール(レトロらしさ)」「脱着式内装」「チェークパッドの取り換え」など、見た目重視でありながら日常機能も備えたバランス型のネオクラシック。
メリット:
- デザインコストパフォーマンスが高く、クラシックバイクと合わせやすい
- 市場に流通しており入手しやすい
デメリット
- 仕様や品質にばらつきがあるため、実際に被ってフィット感を確認することが重要
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
口コミ:
「見た目が想像以上」「値段相応で満足」 「高速道路でスピードに乗ってる時はかなり風が入る」「シールドはボタンが邪魔」
7. NEO VINTAGE VT-9
基本情報:
- メーカー・ブランド:NEO VINTAGE
- 価格:14,800〜17,800円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:M(57–58cm)、L(59-60cm)
- 重量:約 1,340 g
- カラー:WHITE、IVORY、BLACK、MAT BLACK、MAT GREY、CANDY RED
- 特記事項:センター・チークパッド脱着式、2連Dリング式、ベンチレーション、VT-7 より意匠強化、等。
特徴・評価:
VT-7 よりデザイン性・通気性を強めたバリエーションで、見栄え重視のユーザーに人気。SG 規格取得など公道使用に必要な基準は満たしている。
メリット:
- 個性のあるデザインで差別化できる
- 市場に流通しており入手しやすい
デメリット
- 仕様や品質にばらつきがあるため、実際に被ってフィット感を確認することが重要
口コミ:
「この金額でこの商品は満足度は高い」 「高速道路でスピードに乗ってる時はかなり風が入る」「シールドはボタンが邪魔」
8. マルシン工業 END MILL(エンドミル)
基本情報:
- メーカー・ブランド:マルシン工業(日本)
- 価格:18,480円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)
- 重量:1,370g±50g
- カラー:パールホワイト、キャンディーレッド、マットブラック、PVCグレー、フラットスクラッチグレー、キャラメルベージュ、ヴィンテージメタリックグリーン
- 特記事項:開閉式ベンチレーション、Dリング、インカム対応、メガネ対応、内装脱着可、等。
特徴・評価:
「ネオレトロ」シリーズとして クラシックな見た目を残しつつ現代装備(インカム対応等)も取り入れた 実用型。内装は洗濯可能で、Dリングのベーシック仕様。
メリット:
- サイズ展開がありフィッティングの選択肢がしっかりしている
- 国内メーカーのため流通やサポートが比較的安心
デメリット
- 他の高級素材(カーボン等)を使った軽量モデルと比べると重量はある
口コミ:
「思ったより造りがしっかりしている」「気密性が良い」「ヴィンテージ系カラーがいい」
9. NEORIDERS GT7-OT
基本情報:
- メーカー・ブランド:NEORIDERS
- 価格:10,900円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:フリーサイズ(約57-60cm未満)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm未満)
- 重量:約 1,300 g(フリーサイズ)、約 1,400 g(XL/XXLサイズ)
- カラー:ホワイト、ブラック、アイボリー、マットブラック、クールグレー、マットネイビー、マットグリーン、マットグレー、ミリタリーカーキ
- 特記事項:ワンタッチ式留め具、メガネスリット入り内装、内装脱着可、等。
特徴・評価:
レトロな外観に「グラスファイバー/ABS 等の帽体」を組み合わせたコスト重視のモデル。比較的入手しやすく、カラーラインナップが豊富。内装にメガネ対応スリットを備え、日常で使いやすい仕様。
メリット:
- 豊富なカラーと比較的手頃な価格で選びやすい
- レトロ外観を素早く手に入れたいユーザー向け
デメリット
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
- ワンサイズ表記/フリーサイズ表記の商品が多く、頭の形・サイズによって合わないことがあるため注意が必要
口コミ:
「シンプルで被りやすいヘルメット!」 「帽体がデカい」
10. NIKITOR Retro-One
基本情報:
- メーカー・ブランド:NIKITOR(RIDEZ 等で取り扱い)
- 価格:22,000円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:M(57-58cm),L (59-60cm未満)
- 重量:1,360g±50 g
- カラー:FLAT BLACK、OFF WHITE、GLOSS BLACK、BI-COLOR、FLAT LINE、CHAMPAGNE
- 特記事項:99%UVカット、アンチスクラッチ、アンチフォグコーティング、シールドオプション豊富、質感重視。
特徴・評価:
外観の質感にこだわったネオクラシック。シールドのコーティングやバリエーション、内装の仕立てに注力。販売ページでは「ディテールの仕上げが従来品より良い」との訴求が見られます。
メリット:
- シールドのコーティングやオプションが豊富で用途に合わせやすい
- サイズが明確な点でフィッティング確認がしやすい
デメリット
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
- ブランド認知度は中規模のため、パーツ供給やサポート面は大手に比べると劣る
口コミ:
「質感が良い」「シールドの選択肢が嬉しい」 「サイズ感は少し大きめかな」
11. 石野商会 OS-75
基本情報:
- メーカー・ブランド:石野商会(ISHINO SHOKAI、日本)
- 価格:9,980円
- 規格:PSC / SG(全排気量対応)
- サイズ展開:フリーサイズ(57~60㎝未満)
- 重量:1250g
- カラー:ホワイト、グレー、アイボリー、ブラック
- 特記事項:UVカットシールド、内装脱着可、Dリング、レトロ外観優先。
特徴・評価:
往年のフルフェイスフォルムをモチーフにしたクラシック路線。SG 規格を満たしつつ、外観の“族ヘル”的な佇まいを復刻/模したモデル。被り心地は日本人頭形状に合わせやすい製品設計がされている販売情報が多い。
メリット:
- 国内製品流通の利点(国内出荷・販売店サポート)
- クセのあるレトロスタイルを求めるユーザーに合う
- 軽量
デメリット
- 通気性や静音性は日常利用では十分だが、長距離や高速巡行での快適性は上位機に一歩譲る
口コミ:
「手頃の価格で良い商品」 「少し小さめのためか,締め付けられる感じ」
選び方のポイントまとめ
以下は、比較表と各モデル詳細を踏まえた上で「失敗しないヘルメット選びの視点」です。
安全基準(必須確認):認証・規格確認を最優先
ECE / JIS / SG / PSCなど、利用国で認められた基準を満たしているかを必ず確認。SHOEI(Glamster)は ECE 22.06 など国際基準を取得しているモデルがあるため安心材料になります。フィッティング調整性(最重要)
チークパッド厚さの選択肢、複数サイズ展開、複数シェル構成、脱着内装設計など有無で快適性は大きく変わります(SHOEI はチェークパッドや複数シェルでフィッティング調整が細かい)。これが合わないと見た目以前に頭痛や疲労を招きます。通気性 vs 静音性のバランス
クラシック風にするほどベント数は抑えられがち。高速巡行や真夏使用を考えるなら、内気導入・排気設計・ネックカウル併用なども視野に。視界・シールド性能
平面寄りシールドはレトロ感に適するが、曇り止め(Pinlock)対応やオプションシールド、視界余裕があるか確認。重量と長距離疲労
実質 100〜200 g の差が長距離では疲労感に響きます。軽量モデルが有利ですが、コストや装備との兼ね合いも重要。デザイン適合性
バイクのカラー・タンク形状・パイピングなどとヘルメットの配色・フォルムが調和するかを意識。付加機能 Pinlock 対応(曇り止め)、インカム対応、メガネ対応(スリット)、取り外し内装、サンバイザーの有無などは使い勝手に直結。
ブランド信頼性・価格・アフターサポート
大手ブランド(SHOEI、Arai、国内メーカー等)は部品供給や保証対応が豊富。中小ブランドはコスト優位だが保証面・部品入手性をチェック。
総合まとめ
クラシックバイクに似合うフルフェイスヘルメット選びは、見た目重視か、快適性・安全重視か など、軸を明確にすることが肝要です。例を紹介します。
- 安全性最優先・安心感重視派
- コストを抑えつつレトロ風味を重視派
- → リード工業 RX-200R・RX-100RⅡ
- コストを抑えつつ新テイストなレトロ風味
- → マルシン工業 END MILL
- 差別化重視・中級ブランド挑戦派
- → ZEALOT NV RoadRacer2、NEO VINTAGE VT-7・VT-9、NIKITOR Retro-One などの個性派モデル
- とくかく低コスト
- → NEORIDERS GT7-OT、石野商会 OS-75
ただし、最終的には「比較表で候補を絞り、必ず実店舗で試着して被り心地・視界・遮音性を確認した上で決定」することを強くおすすめします。




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