
▲ SHOEI Glamster(グラムスター)公式画像より
はじめに:レトロと最新が融合したヘルメット
クラシックなデザインと最新の安全性能を兼ね備えたフルフェイスヘルメット、SHOEI「Glamster(グラムスター)」。 SR400やW800、Bonnevilleシリーズ、R nineTなど、クラシックバイク乗りの間で高い人気を誇っています。
私自身、街乗りから長距離ツーリング・キャンプツーリングまで 実際に3年間使用 してきました。 この記事では、Glamsterの「見た目」「快適性」「安全性」「口コミ評価」などを、リアルな体験と合わせて徹底レビューします。
目次
1. Glamsterの基本スペックと特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | SHOEI(ショウエイ) |
| モデル名 | Glamster(グラムスター) |
| 規格 | JIS規格 / ECE 22.06 |
| シェル素材 | AIM(Advanced Integrated Matrix)複合素材 |
| 価格帯 | メーカー希望小売価格:53,900円(税抜価格49,000円) |
| サイズ展開 | S〜XXL |
| カラー展開 | ブラック、ホワイト、マットカラー、グラフィックモデルなど様々 |
特徴ポイント
2. デザインと質感

▲ レトロなフォルムだが、空力と快適性は現代的。
Glamsterの最大の魅力は、やはりそのデザイン性。 70〜80年代のレーサーヘルメットを思わせるフォルムに、現代の安全基準を組み合わせています。
特に印象的なのは、
- コンパクトなシェル形状
- 小ぶりなベンチレーション
- クローム調のリムライン といった細部の作り込み。
写真映えも抜群で、クラシックバイクとの一体感が格別です。

3. 快適性・静粛性・フィット感
長距離ツーリングでは、軽さとフィット感が重要。 Glamsterはこの点でもSHOEIらしい完成度を誇ります。
◎ 内装の作り
頬や頭頂部のパッドは適度な柔らかさで、包み込むようなフィット感。 また、内装は完全脱着式なので、夏場やキャンプ帰りでも清潔に保てます。
◎ 風切り音と通気性
コンパクトなシェル形状のため風切り音は控えめ。 ただし、上部ベンチレーションの開口が小さいため、真夏の渋滞時は少し蒸れを感じることもあります。
4. 実際の走行インプレッション
街乗りでは視界も広く、信号待ちの姿勢でもストレスが少ない。 シールド開閉もスムーズで、グローブをしたままでも操作しやすい構造です。
高速巡行では、100〜110km/h程度なら風圧の影響もほとんどなし。 ただし、シールドの開閉角が小さいため、少し曇りやすい印象があります。
💡ツーリング時はピンロックシート装着を推奨。
見た目はスマートで大変良いのですが、ヘルメット内の余裕は少なく、インカムなどを取り付けると他のヘルメットに比べて圧迫感があります。
ただし、非常に軽量です。Glamster Mサイズの重量が約1,300gなのに対して、他社のクラシックなヘルメット、Arai RAPIDE NEOやリード工業 RX-200Rは約1,400gです。
▼併せてどうぞ!▼
クラシックバイクに似合うフルフェイスヘルメット 11 モデル徹底ガイド - ぺーぺーSE モトブログ
5. 良い点・悪い点まとめ
★ 良い点(Good Reviews)
- 「見た目が最高。どんなクラシックバイクにも似合う」
- 「軽くて首が疲れない」
- 「シールドの密閉性が高く、静か」
- 「内装の質感が高く、長時間でも快適」
- 「ピンロック標準装備がありがたい」
☆ 悪い点(Bad Reviews)
- 「ベンチレーションが少なく、夏はやや暑い」
- 「メガネをかけづらい」
- 「シールドの交換がやや面倒」
- 「価格が高め(5万円台〜)」
🗣️ 口コミ総評: 見た目と快適性のバランスは極めて高いが、通気性やシールド周りの操作性にやや癖あり。 ただし、それを差し引いても“所有満足度”は非常に高い。
6. どんなライダーに向いている?
| ライダータイプ | 向き・不向き |
|---|---|
| クラシックバイク(SR400、W800、R nineTなど) | ◎ ベストマッチ |
| ネイキッド・ツアラー | ○ デザイン次第でマッチ |
| スーパースポーツ | △ 空力的に不向き |
| サーキット用途 | ✕ 対象外 |
おすすめしたいライダー
- デザインと快適性を両立したい人
- 街乗り〜ツーリングメインのライダー
- バイク写真を撮るのが好きな人
- 高品質・長く使えるヘルメットを探している人
7. 総評
Glamsterは、クラシカルなデザインを求めるライダーの“理想形”ともいえるフルフェイスです。 軽さ・静粛性・安全性のバランスがよく、「走りながら見た目も楽しめる」数少ないモデル。
デザイン性で選んでも後悔せず、長距離ツーリングでもしっかり活躍します。 特にSR400やW800オーナーには、間違いなくおすすめできる一品です。
最後に
「見た目も、性能も妥協したくない」 そんなライダーにこそ、SHOEI Glamsterは選ぶ価値があります。

